本年度の雪像作りは旭山動物園が全体のテーマということで、シロクマの滑り台を製作する事になりました。雪像づくりは皆、通常業務を終えてからの19時ごろから毎日集まりました。
 製作日数はおおよそ1週間、最初は全く形のない雪の塊からスタートし、日一日と形にしていきました。旭川は北海道内でも特に冷え込むことで有名ですが、夜間はマイナス15℃を下回る日も少なくありませんでした。慣れない作業に手がかじかみながらも、子供たちが滑り台で遊んでいる姿を思い描きながら、一生懸命製作しました。作業も後半に差し掛かり、いよいよ仕上げにかかろうかという頃には部員の家族にもお手伝い頂き、特に子供たちは目を輝かせながら、雪像づくりを手伝ってくれました。完成した雪像は愛らしいシロクマの立派な滑り台になりました。滑り台の部分には電気工事の技術を生かしてLED照明を埋め込み、きらやかで夜間でも明るく安全に遊べる雪像となりました。冬まつり当日は子供たちが滑り台の順番待ちで列をなし、非常に人気の雪像となった事もあって、中雪像部門では冬まつり実行員会より、見事銅賞を頂くこともできました。
 寒い中大変な作業ではありましたが、同じ目標に向けて部員一同、作業を共にすることで、部員間の連帯がよりいっそうが生まれたのではないかと思います。また後半は、家族も参加したこともあって部員家族同士での親睦が図ることもできました。冬まつり当日、子供たちの楽しそうな笑顔やはしゃぐ声を聴いていると、作業の疲れも一気に吹き飛び、楽しい催しとなりました。